UDPの基本とその活用例:ネットワーク通信の基礎知識

UDP(User Datagram Protocol)は、インターネットのトランスポート層で使用されるプロトコルの一つで、TCPと並んでよく使われていますが、TCPよりもシンプルな機能を提供します。UDPはコネクションレス(非接続型)であり、データの信頼性や順序保証を行わない代わりに、オーバーヘッドが少なく、高速なデータ転送を可能にします。以下にUDPの主な特徴を説明します。

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TCPとは?初心者でもわかるネットワーク通信の基礎

TCP(Transmission Control Protocol)は、インターネット上でデータ通信を行う際に使用されるプロトコルの一つであり、IP(Internet Protocol)と組み合わせて使用されます。TCP/IPモデルのトランスポート層に位置づけられており、信頼性の高いコネクション指向の通信を提供します。

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HTTPの基礎知識:通信の流れとリクエストメソッドの種類を理解しよう

HTTP(Hypertext Transfer Protocol)は、インターネット上で情報を公開および取得するために使用されるプロトコルです。WebブラウザとWebサーバー間で文書を要求および送信するための基本的な通信手段を提供します。HTTPはステートレスなプロトコルであるため、各リクエストは独立しており、以前のリクエストとの間に直接的なリンクや依存関係はありません。

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「見える世界」と「見えない世界」:ユーザー視点で理解するアプリケーション層

OSIモデルとは、ネットワークの世界で「通信のしくみを7つの階層に分けて整理した考え方」のことです。少しむずかしく聞こえるかもしれませんが、イメージとしては「インターネットや社内ネットワークでデータが届くまでの流れを、役割ごとに階段状に分けて説明するためのモデル」です。実際の機械やソフトの名前ではなく、「しくみを分かりやすく説明するための枠組み」として使われています。

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OSIモデルのプレゼンテーション層とは

OSI参照モデルのプレゼンテーション層は、第6層であり、アプリケーション層とセッション層の間に位置します。この層の主要な役割は、アプリケーションが理解できる形式でデータを表示することです。つまり、異なるシステム間でデータを交換する際に、データの形式を適切に変換することで、異なるプラットフォームやアーキテクチャ間でのデータの互換性を保証します。

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セッション層は何をしているのか?通信の「つなぐ・続ける・終わる」を理解しよう

まず「OSIモデル」とは、ネットワークでデータがやり取りされる流れを、役割ごとに7つの階層に分けて整理した考え方のことを指します。OSIは「Open Systems Interconnection(オープンシステム間相互接続)」の略で、異なるメーカーやシステム同士でも、同じルールに従えば通信できますよね、という発想にもとづいたモデルです。7階層に分けることで、「どの部分がどんな仕事をしているのか」を切り分けて理解しやすくするねらいがあります。

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