HTMLの <html>
タグは、HTMLドキュメントのルート要素であり、ウェブページの全てのコンテンツを包含するコンテナです。このタグが存在することで、ブラウザは文書をHTMLとして解釈し始めます。<html>
タグ内には、通常、ドキュメントのヘッドを定義する <head>
セクションと、ページの本体を定義する <body>
セクションが含まれます。
<html>
タグの基本的な構造
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<!-- メタデータ、タイトル、スクリプト、スタイルシートなどを含む -->
<title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>
<!-- ページの可視コンテンツを含む -->
<h1>これは見出しです</h1>
<p>これは段落です。</p>
<!-- その他のHTML要素... -->
</body>
</html>
<html>
タグの属性
<html>
タグは、いくつかの属性を持つことができますが、最も一般的な属性は lang
属性です。これは、ページの主要な言語を宣言し、アクセシビリティや国際化において重要な役割を果たします。
<html lang="ja">
この例では、ページの内容が英語であることを示しています。
<html>
タグの使用上の注意点
<html>
タグは、HTML文書で一度だけ使用されます。- 文書タイプ宣言(
<!DOCTYPE html>
)は、<html>
タグの前に配置され、HTML5文書であることをブラウザに伝えます。 <head>
要素と<body>
要素は、<html>
要素の直接の子要素である必要があります。
<html>
タグの意義
<html>
タグは、ウェブページを構成する全てのHTML要素の親として機能し、文書全体の範囲を定義します。また、ブラウザや他のユーザーエージェントに対して、ページの言語や方向性などの重要な情報を提供することで、コンテンツのアクセシビリティやSEOを向上させる役割を持ちます。適切に使用されることで、より良いウェブ標準とユーザーエクスペリエンスが実現されます。