HTMLは「HyperText Markup Language」の略で、ウェブページを作成するための標準的なマークアップ言語です。HTMLは、ウェブページの構造を定義し、コンテンツ(テキスト、画像、動画など)をブラウザにどう表示するかを指示します。
HTMLはタグと呼ばれる特殊なテキストを使用して、要素を定義します。これらの要素には、見出し、段落、リスト、リンク、フォーム、他の多くの項目が含まれます。タグは通常、開始タグ(例: <p>
)と終了タグ(例: </p>
)でコンテンツを囲みます。
ここに基本的なHTMLドキュメントの構造を示します:
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>
<h1>これは見出し1です</h1>
<p>これは段落です。</p>
<a href="https://www.example.com">これはリンクです。</a>
<!-- コメントをここに追加できます -->
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
: ドキュメントタイプ宣言で、このHTMLがHTML5標準であることをブラウザに伝えます。<html>
: HTMLドキュメントのルート要素です。<head>
: ドキュメントのメタデータを含む部分です。タイトル、スタイルシートのリンク、スクリプトなどが含まれます。<title>
: ウェブページのタイトルを設定します。これはブラウザのタブに表示されます。<body>
: ウェブページのコンテンツを含む部分です。<h1>
: 見出し1を定義します。<h2>
,<h3>
, …<h6>
までの6レベルの見出しがあります。<p>
: 段落を定義します。<a>
: アンカー(リンク)を定義し、href
属性でリンク先のURLを指定します。<!-- ... -->
: コメントを追加するためのタグで、ブラウザには表示されません。
HTMLはウェブの基本となる技術であり、CSS(Cascading Style Sheets)やJavaScriptと組み合わせることで、見た目のカスタマイズやインタラクティブな機能を追加することができます。